8合目 富士山

富士山の8合目は山小屋で仮眠と宿泊することになります

8合目 ひとまず宿泊・仮眠の場所

すでに日が落ちて月が出ています。気温も下がっています。
月を見れば分かるように、偶然、満月でした。したがって、月明かりを頼りに歩くことができます。といっても、岩肌を登るのに月明かりは、ないよりあったほうがマシ程度なんですが。

ヘッドランプ装着です。
最初は帽子の上からしていましたが、途中で首から垂らすようにしました。常に足元を照らすためです。岩肌を登るというので手袋も装着しました。

ヘッドランプ装着

ブレていますが、街の明かりが見えました。
この後、どんどん暗くなっていきます。体感温度を肌寒く感じるころなので、汗を拭いておくこと、厚着をすることが大切です。このあたりで1着余分に着始めた方が何人もいました。

富士山から見る街の明かり

そろそろ夜景を楽しんでいられなくなるころです。
またブレまくっていますが、完全に日が落ちて、月が輝きだしたころです。
岩場が多くなってくるので、安定した足場が限られてきます。不安定な足場だと、ひねったり、挫いたりするので、安定した場所へ飛び移ったりしていました。

今宵は月夜 富士山の山道

こうした岩場にさしかかると、登山用ストックが邪魔になります。
文字通り手を使って登る場所が増えてくるので、片手でまとめて持って、一方の手をフリーにするような箇所もありました。

驚いたことは、そうした岩場には、杭が打ち込んであるのですが、鎖でつながれていないのです。
ロープみたいなものが垂らしてあって、滑り止めの結び目がいくつもあり、それを伝って登っていく……ようなことを想像していたのですが、まったくそんなものはありません。

相当キツかったので、7合目~8合目の岩場が難所だということは覚えておいてください。

かくして、8合目の山小屋へ到着。風呂に入りたい気分でしたが、そんなものはなく、仮眠をとることになりました。晩御飯はカレー。これから富士登山を計画している方は、昼のメニューにカレーを選ばないほうがいいかもしれませんね。

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