富士登山 トイレ

富士山のトイレ事情

富士登山のトイレ事情

富士山の5合目からすでにトイレは有料になっています。バスツアーに参加している方は、富士山に到着早々から、有料のトイレになるわけですね。ドライブイン感覚では入れません。

でもまだ序の口。1人1回50円です。
水洗なのがありがたいですね。8合目のトイレなどは、なんと拭いた紙は別箱に入れるようになっています。和式で落とすようになっています。当然、流せません。

富士山の8合目では、ペットボトルが150ミリリットルあたり、500円の世界なので、水は貴重品。

手を洗うにも、手より指を洗うといった感じの水の出で、済ませなくてはなりません。

 

できるだけトイレを使わない方法

水事情が厳しいので、できることならトイレは使いたくないですよね。そのためには、ふたつの方法があります。

・お腹一杯まで食べて登らない
・一度に飲む水の量を少なくする

食べなければ、そもそも出ません。そして、水分補給の仕方は、少しずつ飲むこと。一気にたくさん飲んでしまうと、トイレに行く羽目になります。飲料水を長持ちさせることも考えて、一度に飲む量は少なめにするといいですよ。

 

富士山頂上のトイレ事情

富士山の頂上まで登るつもりなら、頂上付近のトイレ事情は把握しておきましょう。なぜなら、登山する時期によっては、山小屋自体が開いていないことがあるからです。山小屋が開いていないということは、そもそもトイレが使えません。

7~8月は大丈夫ですが、9月に入ると山小屋が閉まり始めます。9月下旬には、雪をかぶりますから、登るなら7~8月がおすすめです。

山小屋が開いておらずトイレが使えないということは、登って下りるという道程のあいだトイレが使えないということです。麓と頂上の温度は20度違うといわれていますし、風が吹けば体感温度は下がるものです。

これって、深刻な問題ですよね。
しかも、頂上で日の出を見るために登るとなると、登っている時刻は深夜のはず。雨にでも降られようものなら……。

結局のところ、8合目の山小屋が開いているとして、富士山の頂上へ行って戻ってくるまで往復で数時間はかかります。

「我慢できんっ!」

と思うなら、簡易トイレを購入するのもいいかもしれません。
ただ、そんな手間をかけるよりも登山の時期を山小屋の開いている時期である7~8月にすれば、いいことです。頂上の山小屋が閉まっているということは、頂上の店舗も閉まっているので、頂上で買い物もできません。

というわけで、富士山の登頂を目指すなら、7~8月を選ぶといいでしょう。

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